熊本県
いこいスペース ∞ こあ まるちゃん家 [第3回採択]
取組事例の主な分野:居場所の提供・相談支援
天草の子供と親を地域で見守り自立支援する事業
家庭の多様化が進み、共働き・ひとり親世帯が増加する中で、子供の貧困環境の連鎖が懸念されます。天草地域の子供たちにも「食と心のやすらぎを提供する居場所」、「困っていることを言える場所」、「子供だけでなく親もSOSを出せる場所」が必要と感じ、人と人の輪を広げる居場所として子供を真ん中にした地域の拠り所を開設しました。家や学校以外にも、温もりある第三の居場所、安心安全な居場所創りを目指します。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 地域の方々の協力を得ながら、地域全体で子育てを支援することを目的として、以下の事業を実施する。
- 食事・調理支援活動:
孤食やひとり親・共働き世帯の子供を中心に、食育や自立して調理できる力を養うことを踏まえたサポートを実施。フードドライブ等の食材の支援。
- 学習支援活動:
元教職員や学生ボランティアの協力を得ながら、宿題を中心とした放課後の学習支援。
- 子供見守り・交流支援活動
保護者が迎えに来るまでの時間を有意義に過ごせるよう、異学年や他校生徒とのコミュニケーションの場・多世代交流の場を提供している。様々な分野のゲストティーチャーを招いての各種体験を行っている。また、市民農園での収穫体験等も実施。
- 相談支援活動:
SOSを出せる場所になるよう、子供・親の悩みを傾聴し、専門機関に繋ぐ支援を実施。
- 制服リユース活動:
行政・学校と連携し、制服及び学用品が行き届いていない子供への提供支援を実施。
成果報告
- ・子供食堂を開催し、多世代で交流する居場所を開催。宿題等の学習支援や食事の提供等も実施(39回、幼児、小中高生1,951名)
・居場所を利用している子供や保護者を対象とした相談支援の実施(36件)
・新型コロナウイルスへの対応として、フードパントリー、フードドライブの実施(5回、延べ166世帯559名の親子)
・シンポジウム「あまくさ子どもサミット」の開催(1回、200名)
「ここにあつまれ♪ ここであそび・まなぼう! ここはあんしん♥」~子供を真ん中にしたご縁の和・地域の居場所を育みます。