各地の支援団体

広島県

公益社団法人 学校教育開発研究所 [第1回採択]

取組事例の主な分野:その他の支援

子供の「生きる力」の育成支援。効果を測り、貧困対策を発展させる

「適切な対人関係」や「集団行動のソーシャルスキル」を身につける機会を、周りの大人から得ることが難しい場合が多くみられる、貧困家庭の子供たち。その結果、就職などでつまずき、「負の連鎖」に陥る可能性があります。
困難を抱える子供たちの心身の健康や学力の向上、問題行動に陥らずに自己実現できることを達成目標に、学校・行政と連携し、活動しています。事業の効果は定量評価し、対策の発展に生かします。

子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
  • 経済的課題を抱える子供・家族の「生きる力」育成:小学校低学年、高学年、中学生のグループにソーシャルスキル・トレーニング(SST)を実施(3グループ計30名×月2回)。
  • 学習カウンセリング:勉強の取り組み方を学び、学習意欲を高める(3グループ×月2回)。
  • 心理カウンセリング:貧困家庭の子供が抱える問題について、心理的援助サービスとしてカウンセリングを提供。
  • 子供・保護者が共に学ぶ家事力アップ講座:健康な食生活のための調理実習、家事の基礎知識を学ぶ。児童には、正しい保健・衛生管理も指導(2ヵ月に1回)。
成果報告
  • 経済的困難を抱える子供へのソーシャルスキルトレーニング及び学習支援(118名)
  • 経済的困難を抱える子供及び保護者への心理カウンセリング(91名)
  • 生活保護世帯支援事業と母子生活支援施設におけるアウトリーチ型支援:拠点型支援への参加意欲が低い子供や親へのアプローチを強化するため、行政の協力を得て行政事業や施設への訪問型支援を実施(380名)。
  • 支援施策の効果に関する調査分析

支援員の大学生やカウンセラーが、学習支援をしています。勉強の取り組み方を学び、「わかる」ことを体験し、学習意欲を高めます。