取組事例の主な分野:児童養護施設等の退所者等や里親・特別養子縁組に関する支援
若者の側に立ち相談を受けて共に考え、自立と就労を支援
働いても長続きできない、対人的な不安があって働くことが困難な状況にある39歳までの若者の就労支援を行う地域若者サポートステーション事業を愛知県の東三河と西三河の2か所の地域で行っています。精神的に不安定で家の中に引きこもっていたり、精神科や心療内科に入院や通院をしていても良い方向に向かえない状態にある若者を自立させ、働けるような支援をするグループホーム事業を豊橋市内の2か所で開いています。
精神的なケアやサポートも大切にしつつ、職業・キャリアの支援も力を入れて、心・生活・学習・就労の4つの面で意欲を向上させ、若者が実際に生きていく力を育てる支援を行います。
子供の未来応援基金の
支援による活動紹介
- 居場所・宿泊所の提供事業
以下を対象とする。
(1)児童養護施設等を退所後に住み込みで働いたが、うまくいかず居場所や宿泊する所がなくなった若者
(2)高校中退などの事情により児童養護施設を退所しなくてはいけなくなり、居場所や宿泊する所がなくなった若者
(3)児童養護施設等に入所を希望しても入ることができない若者
(4)児童養護施設から他の施設に移ることができない若者
- 生活・就労に関する相談事業
居場所や宿泊所を提供することで若者が安心して過ごせる環境を作り、その上で心の相談や生活の相談にのり、仕事の体験及び就労についての相談支援。希望があれば学び直し等の学習支援やパソコン等の就職にプラスとなるスキルの指導も行う。
成果報告
- 若者支援の実施:豊橋市内に若者の居場所・宿泊所を開設。児童養護施設を出た若者5名、児童養護施設に入居できない若者2名が利用。また、学習支援は3名、仕事体験は6名が利用。
- 相談会の開催:児童養護施設、児童相談所、保健所、各市の関係相談所等と現状報告・意見交換等を実施(15回以上)。
- 事業成果物:本事業の成果について報告書を作成し、事業に関する広報を行った関係機関に配布。
農業の体験で、柿の収穫に参加。仲間とともに作業し、農家の方の説明を受けて学んでいる様子を撮りました。